メーカーによるガットの違いはあるのか?
ラケットと共によく聞かれる、ガットのメーカーによる違いについて、ちょっと考えてみようと思います。
大前提として…ガットって、生産工場が変わると結構雰囲気が変わります。
それは、硬式テニスでもバドミントンでも同様だと思います。
当店的な、このメーカーはこんな感じだよ、ということを違いとして書かせていただきますが、極論…ガットの種類が変わると表情は変わる!と思っていただければ嬉しいな、と思います。言い出したら…好きなガットがどのメーカーであっても、プレーにぴったり合ったガットが”あなたにとっての神ガット”ということですね。
まずはゴーセンから。
当店的には、ゴーセンガットって、結構張り上がりがパリっと仕上がることが多いように思います。誤解を恐れず表現してみると、硬く仕上がるというか。
そのようなイメージですね。
また、ナイロンモノを例にとると、コーティングで業界をリード(ミクロパワー、ガムゾーン)してきたと思いますし、ナイロンマルチは硬めのコーティングがゴーセンガットのウリだと思っています。
他のメーカーがなかなかマネできない製品が多いですが、逆に、ゴーセンが他のメーカーのものをマネできるかと言うと?そこも難しいのが現状だと思います。打ち応えを求めるのであれば、ゴーセンをおすすめすることが多いかな?と思います。
次に、対抗馬としてヨネックス。
当店的には、ヨネックスガットは張り上がりからすぐに使いやすい、そんなイメージを持っています。馴染みが早い印象です。
馴染みが早い=ちょっと伸びが早いのかな?という風に思ったりもしますが、2か月も使用すると・・・正直どのメーカーのガットでも張り替えをしていただきたいのが当店的な想いとしてはありますので、ガットにも使用期限があるよ、ということが業界でも浸透してきているため、ここ最近は伸びについては以前ほど話題に上がることがないように思います。
また、特にナイロンマルチは柔らかい製品が多く、ソフトな/マイルドな打球感を求める場合はヨネックスをおすすめすることが多くなっています。
(ナイロンモノはしっかりとした製品も多いです。)
そして、船水颯人プロ効果で、ポリアクションの人気がどんどん上がっていますが、ポリガットは硬いので…そこは誤解なきよう、お願いを致します。
最後に、ここ最近売り上げを伸ばしているミズノ。
ガットにより、生産工場が変わるため(日本製と台湾製があります)、ゴーセンやヨネックスのような”イメージ”がまだしっかりとないのが現状です。
ここ数年、シェアは拡大中ですので、気になる方は一度お試しいただければと思います。
強いてイメージを上げるのであれば…コーティングが独特なガットが多く(モノスピード/モノソニック/マルチドライブ/マルチコントロール)球の持ち方が少し独特、というのは言えるかもしれません。
ゴーセンともヨネックスとも言えないフィーリングを持っていますので、しっくりくるガットがなくてお悩みの方にはミズノガットはお試しいただく価値はあるかもしれません。
ということで、あくまでも現状のガットメーカー3社の当店的イメージに基づく違いについてでした。
ラケットの進化に伴いプレーの幅が広がり、それによって年代毎に人気になるガットが変わってきています。
どのメーカーも「今のトレンド」に合わせた製品を数多く製品化してきている印象です。
今は、1.25mm程度の細めのゲージがモノフィラメント、マルチフィラメント共に人気になってきています。
人気が下火になってくると、ひっそりの廃盤になるガットが出てくることも事実。
上記イメージが、10年後にはガラッと変わっている。
そんなこともあるかもしれません。
ということで、今現在の当店の見解として、ひとつの参考程度にお読みいただくのが良いかと思います。
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本ブログは、ソフトテニス用具(ラケット・ガット)の簡易カタログみたいに使いたいな、と思っています。
2020/5~現行商品/新製品をアップしていきますが、詳しいレビュー等は姉妹ブログに投稿し、本ブログでは商品スペックやメーカー間でわかりにくい競合ラケット/ガットをまとめられたらな、と思っています。
注意点として…本ブログでは新色投入時/廃盤時等のケアは出来ません。
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