ラケット選びのお助けに。ラケットのランクについて
ラケット選びに関するコラム、最終章はラケットのランクについて、です。
ランクとは…数字…です。
ヨネックスの場合、同じシリーズでは、5→7→8→9のように
ミズノの場合、同じシリーズでは、5→1→PROのように
それぞれランクがついています。
当店における各ランクの呼び方はこんな感じです。
左から順に
中級向け（5）→中・上級向け（7・8）→上級向け（8・9・PRO）
位置付け、呼び方はお店によって変わってしまうものだと思います。
当店は割とシビアめにラケットを見ています。
（8シリーズは中・上級向けと上級向けの間に位置しています。）
また、当店的対象は、というと（もちろん例外はありますが、大枠で）…
【男性】
中級向け：中学生～
中・上級向け：中学生高学年～
上級向け：高校生～
【女性】
中級向け：中学生～
中・上級向け：高校生～
上級向け：-
のようなイメージです。
ランクが上がると何が変わるのか
ランクランク、と書いていますが、結局ランクが上がると何が変わるのか？については、書いておく必要があると思います。
まずは、ラケットに使われる素材が変わるということが挙げられます。
ランク上昇に伴い、素材から硬くなり、打球感がしっかりとしてきます。
じっくりとモデルに使われているテクノロジーを見比べていただくと、意外とモデル毎に特徴が出ていることに気が付くと思います。
次に、コラム3でも取り上げましたが、ラケット全長が短くなります（またはその傾向）。
ボールを飛ばすため、ボールに威力を伝えるためには、プレーヤー自身の力が必要になってきます。
他には、ラケットの厚みが変わったり、ガットの本数が変わったり、とモデル毎に色々な変化が出ますが、上記2点は基本のキ、ですので、そのようにご理解くださいね。
素材が変わったり、全長が変わったりすることで、ハイランクのラケットは技術がしっかりとある/力がしっかりとあるプレーヤーにフィットしていくわけですね。
（技術…一概には表現が難しいですが、例えばスイートスポットにしっかりとボールを当てることができるか。打つ瞬間にしっかりとボールに力を伝えられるかetc…）
硬いとスイートスポットもしっかりと締まりますが、その範囲は狭くなることがほとんどです。スイートスポットにボールが当たらないと、ラケットの良さが引き出せなくなってしまいます。
よく接客させていただく中でお話をさせていただくのですが、調子が良い時って、どんなラケットでもある程度使えてしまいますが、ひとたび調子が悪くなると…使えるラケット、使えないラケットがばちっと分かれてしまうわけです。
学年が上がったからラケットランクを上げたはいいものの、、、最近なんだか調子がでない。。。
そんな経験があれば、一つランクを下げたモデルを試してみるのもアイデアの一つ。
意外とうまくいくこともあるんです。
同じ5ランクのラケットであっても・・・
弾き系と球持ち系では硬さの感じ方が変わることが多いです。
弾き系・・・ガットとボールを接触時間を短くし、速いテンポで相手にボールを返球していくため、打球感も硬めになることが多いです。
球持ち系・・・弾き系とは逆に、ガットとボールの接触時間を長くし、コースをしっかりと狙っていける様に設計されており、打球感も柔らかめになることが多いです。
球持ち系の5から、弾き系の7に変えたとすると・・・
球持ち系の5から7に切り替えるよりも打感的には違いが大きく感じられるかもしれません。
ということで、ラケットのランクについてでした。
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