ガット選びのお助けに。ガットの太さについて
ここからはガット選びに関するコラムを書いていこうと思います。
まず一つめはガットの太さについて。
ガットには…それぞれ構造・太さ・素材、と様々な違いがあるのをご存知でしょうか。
ミクロパワーって飛ぶよね、とか、5300って球持ち良いよね、がどこから来るのか?
カタログ数値からわかる範囲でご紹介していこうと思います。
最終的には…張って打ってみて、その打球感が好みなのか?あなたのプレーに合っているのか否か?が判断材料になりますが、新しいガットを試したいな?という際にここを確認すべし!な内容となります。
では書いていきます。
細いガットの特徴
ここ最近のトレンドは…細いガット…だと思います。
具体的には、1.25mm以下がそれに当たるかな?と個人的には思っています。
代表的なものですと、ミクロパワー、サイバーナチュラルシャープ、テックパワー、サイバーナチュラルブラスト、モノスピード、マルチドライブetc…色々ありますね。
これら、細いガットの特徴は?
・高反発(球離れが良い)
・喰いつき(引っ掛かりやすいため、引っ掛かりによるスピン性能が得られる)
が大きなところだと思います。
高反発で喰いつきが良かったら万事OKなんじゃ?と思われるかもしれませんが、全てが良ければ、太いガットってないわけです。
デメリットを考えると…
・球離れが早いため、人によってはコントロール性能に難があるかも?
・ガットが細いため、切れやすい
(ソフトテニスではパワーヒッター以外は早々ガットは切れませんが。)
・テンションが落ちやすい
(ガットによりけりですが、細いガットは動きやすく、相対的にテンションが落ちやすい傾向にあります。)
と、こんなところ。
商品ラインナップを見ていただいてもわかる通り、非常に人気がある太さになりますので、各社こぞって開発に力を入れています。
太いガットの特徴
では、1.26mm以上のガットはどうなのか?
(※下記特徴が出やすいのは1.30mm以上だと思います。)
こちらも代表格について触れておくと、テックガット5300、ミクロ、サイバーナチュラルクロスあたりですね、まぁ、色々ありますが、太いガットを作るのはゴーセンさんが得意なように思います。
もちろんのことながら、特徴は、細いガットの逆となります。
・安定感・ホールド感に優れる(コントロール性能が〇)
・太いため、耐久性に優れる
こんなところです。太いと反発性能が低いために、球持ち感が強く、自身でボールをコントロールする時間を作ることができます。
ボール飛距離の調整がしやすく、ピンポイントでコースを狙い分けたい、というプレーヤーに根強い人気があります。
ここ最近は、新製品投入頻度は下がりましたが、不朽の名作的商品が多いのも太いガットの特徴かもしれません。それこそさっき代表格として書かせていただいたテックガット5300やミクロのような。
デメリットは、細いガットのメリットになるので割愛しますが、基本的には、飛び出しのスピードが出にくい点が大きいと思います。1.25mmで1つ、1.35mmで1つ、それぞれ打ち比べてみると違いがしっかりとわかるので、面白いのではないでしょうか。
太さで打球感が変わる
後は、感覚的な部分にはなりますが、打球感、いわゆる打感というやつですね、は太さでがらっと変わります。
よく言われるのは、細いとシャープで硬い感じ、太いとマイルドに飛び出すから柔らかい感じ。
あえて特徴で書かなかったのは、人によって、表現方法が色々あるため。
柔らかい感じを鈍いと表現されたり、はたまた硬いと表現されたり…
逆に硬い感じを軽いと表現されたり、柔らかいと表現されたり…
人の感覚、表現方法って様々です。
最終的には色々お試しいただくのが良いですが、ガット選びの参考にしてみて下さいね。
まずは太さについてでした。
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